2人目で4000g超えの巨大児を出産しました。
私の感覚では4000g超えると帝王切開になってしまうと思っていました。
でも実際は、病院側がママの意志も尊重してくれるようです。
私は子供をまだ産みたい!と思っていたので、帝王切開じゃなくて自然分娩できてよかったです^^
赤ちゃんが大きいため、肩甲難産(けんこうなんざん:赤ちゃんの肩が引っかかって出てこれない状況)になりましたが、無事に出産できたのでそのときの様子をまとめました。
私と第一子と第二子のステータス
私
身長156cm
体重(第一子)妊娠前57.0kg、最後の健診68.1kg
(第二子)妊娠前54.0kg、最後の健診66.7kg
第一子(女の子)
妊娠期間 40週4日
出生体重 3600g
分娩時間 12時間10分
第二子(男の子)
妊娠期間 40週0日
出生体重 4300g
分娩時間 7時間30分
第二子の妊婦健診の様子(39w2d)
最後の妊婦健診で推定体重が4200gでした。
先生から「推定体重は500g誤差があるから、実際は3700gだったりするよ」と言われたので、このときは特に心配などしていませんでした。
しかし、巨大児の可能性があるので、予定日前日から入院して計画分娩(陣痛促進剤を使う)しましょうと提案され承諾することにしました。
予定日前日の内診
促進剤を使った計画分娩を行う場合、前日にラミナリアという海綿でできた棒を膣に差し込み、水分で膨張させ、子宮頚管を拡張する処置を行うことがあるそうです。
私の場合、内診で「子宮口は4cmで赤ちゃんの頭も降りてきているよ」と言われ、卵膜剥離(指でぐりぐりされるやつです)の処置をされただけで終わりました。
1人目のときはぐりぐりが痛かったのですが、今回は全然痛くありませんでした。
「今晩、陣痛が来なかったら明日の朝から促進剤を使いましょう」と説明を受けました。
(ちなみに促進剤の効きは個人差があるので、促進剤を使ったその日に陣痛が来る人もいれば、翌日になってしまう人もいるそうです。)
陣痛~出産まで
だいたいの時系列でまとめました。
子宮口がMAXになるまで
16:00 内診で卵膜剥離の処置を受ける。
22:00 消灯時間。ベッドに横になり寝るモードに入る。
23:00 骨盤を押し広げられるような違和感があり眠れない。
2:00 腰や下腹部に痛みを感じる。まだ我慢できるレベル。
2:30 痛みが強くなり、間隔が5分だったり3分だったりでばらばら。ナースコールで看護師さんを呼ぶ。「眠れないならモニター付けてみようか」と言われる。
2:50 分娩室へ移動(ベッドが分娩台に変形するタイプなので、赤ちゃんが産まれるまでずっとこの部屋です)。モニターを付けてもらう。すでに2分半間隔になっている。痛みに強弱があり、弱い痛みを感じ取れないから、5分とか3分間隔だと感じているのかもと言われる。
6:30 腰ではなくおしりが痛くなってくる。
7:00 陣痛の合間にウトウトしていたら間隔が遠のいてしまった感じ。おしりではなく、また腰が痛い。
8:00 先生が様子を見に来る。順調に子宮口が広がってきていると言われる。
9:00 子宮口が9cmになる。いきむ力が残っているので、人工破水することに。破水させたあと、卵膜剥離のときのようにぐりぐりされる。一気に陣痛がMAXになり、いきみたくなる。でも、まだ子宮口が10cmじゃないので、いきみ逃しをするように言われる。この陣痛MAX状態でいきみ逃し続けている時間が一番しんどい。その間に分娩の準備が進められる。足に不織布の袋を被せられたり、先生や看護師の人数が多かったので、1人目出産時とは状況が違くて少しビビる。
分娩開始
準備が整ったので、痛みのタイミングでいきむように言われる。
7,8回くらいいきんだところで、赤ちゃんの頭が出てきて、いきむのをやめるように言われる。
なるべく力を抜いて脱力するよう心掛ける。
通常は頭が出れば、そのまま体もスムーズに出てくるはずが、赤ちゃんが大きすぎて肩が引っかかってしまい出てこれない。
分娩台を先生の胸の高さまで上げて、赤ちゃんを回して取り出そうとするけど、まだ出てこない。
膝を曲げておくように言われ、助産師さんや看護師さん4人がかりで私の両足を持ちあげて体を水平にしたけどまだ出てこない。
最終的には先生が手を入れて、赤ちゃんを引っ張り出しました。
出産後
赤ちゃんが出てきてから産声を上げるまで30秒くらいかかりましたが、腕をぶんぶん振り回して泣き出したので元気そうで安心しました。
一応、赤ちゃんに異常がないか確認するために、小児科の先生が呼ばれていました。
赤ちゃんの肩が引っかかってしまうと、分娩のときに肩が脱臼したり、鎖骨が折れてしまうことがあるそうです。
小児科の先生から問題ないよと言われて安心しました。
私の方は出血が多くて、処置に少し時間がかかりました。
気づくと分娩台の周りがかなり血まみれになっていたのでびっくりしました。
夫は血を見るのが苦手なので、今回は立ち会わなくてよかったと思いました(コロナ禍なので立会・面会禁止)。
少しだけカンガルーケアができましたが、赤ちゃんは疲れてぐったりしている感じでした。
(1人目のときは足で蹴って私の胸をぐんぐん上っていたので、全然様子が違いました。)
産後の体調
1人目のときはむくみと会陰切開部分の痛み以外は特に不調はなかったので、産後すぐ普通に生活ができました。
2人目は赤ちゃんが大きかったせいか、出産した直後は腰痛がひどく歩きにくかったです。
4日後には恥骨と股関節が痛み出し、座るときや立つときが痛かったです。
でも二週間後には治っていました。
回復が早かったのは、妊娠中にヨガで骨盤底筋群を鍛えていたおかげかなと思いました。
いつもYouTubeでB-lifeのまりこ先生の動画を見てヨガをしていました。
妊娠中の不調(肩こり、むくみ、尿漏れ等)の改善にも効果的だったので、とてもお世話になりました。
分娩もスムーズにできたのは、まりこ先生の動画のおかげだったと思います。
担当医の先生との話
入院中に担当医の先生と話す機会があったので、分娩時の様子を聞きました。
Q:赤ちゃんをどうやって取り出したんですか?
A:赤ちゃんは産まれてくるとき、お母さんの背中側を向いて頭が出ます。そこから右か左向きに回って出てきます。今回は頭が出たあと赤ちゃんが右を向いたけど、肩が引っかかって出てこれなくなりました。足を持ち上げると骨盤が開きやすくなりますが、それでも出てきませんでした。通常はお母さんのお腹側の肩から出てきますが、今回はお尻側から手を入れて赤ちゃんの肩を引っ張り出しました。
Q:3人目ができたとき、また4000g超えてしまわないか心配です。
A:頭がすんなり出てきたから大きい赤ちゃんでも大丈夫。今回4300g産めたから4400gまでは自然分娩で産めますよ。
最後に「今回はいつも使わない筋肉使ったよーハハハッ!笑」と言われました。
メガネで細身の先生でしたが、意外と体育会系なんだなと思いました^^;
助産師さんとの話
入院中に分娩を担当してくれた助産師さんに質問してみました。
Q:巨大児だと帝王切開になってしまうと思っていたのですが、、、
A:骨盤が大きければ巨大児でも産めます。子宮口が全開でも、骨盤が通れそうにないと赤ちゃん自身が降りてくるのをやめちゃうので、そういうときは帝王切開します。
Q:産後の処置で胎盤が大きいと言われました。
A:胎盤の大きさで赤ちゃんの大きさがだいたい決まります。胎盤500gくらいで3000g前後。今回は750gもあったので、大きい赤ちゃんになったのだと思います。
Q:赤ちゃんを小さく産むにはどうしたらいいですか。
A:赤ちゃんの大きさは遺伝子によって決まるので、医師や助産師の指導でコントロールできるものではありません。第三子からは医師と相談して早めの週数で産むことができる可能性もあります。
年子育児開始!
2人目が産まれたとき1人目はまだ1歳8ヶ月でした。
コロナ禍でしたが里帰り出産できたので、実家にいる間は余裕を持って育児ができました。
しかし、出産後1ヶ月半で家に戻ってからはワンオペ年子育児が始まり、最初の1週間は頑張りすぎて乳腺炎になってしまいました。
高熱と腰痛、倦怠感がひどくて眠れないほどしんどかったです。
産後は心と体がボロボロなんだということを忘れて、つい頑張ってしまうんですよね。
しばらくは家事をしないことを心掛けて、2人目をジーナ式スケジュールにのせることに専念しました。
2人目が生後3ヶ月になったころには生活に慣れてきて、家事もできるようになっていました。
2人ともジーナ式のスケジュールにのってしまえば、昼寝の時間を合わせられるので、昼に1時間半の自由時間ができてとてもありがたいです。
年子育児については別の記事にまとめたいなと思っています。
誰かの参考になれば幸いです。